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学校長挨拶

揺るぎない理念の基に

学校長 國清 英明
 社会のグローバル化、ICTの活用などによって教室での授業の かたち ・・・ も目に見えて変わってきています。本校も時代の要求に応じて、教育内容をはじめとして様々な改変をおこなってまいりました。しかし、教育の基本となる理念は創立当時から揺らぐことはありません。本校には『忠君孝親』・『明朗剛健』・『研学練能』という「学園三箴」のもと、脈々と継承、実践されてきた教育があります。
 世界に活躍する場を求める今こそ、人と人との関わりの中で、感謝の気持ち、人を思いやる心を大切にしながら、社会に貢献できる人材を育成することが久我山教育の大切な使命です。それが『忠君孝親』・『明朗剛健』の目指すところのものであり、本校が実践し続けてきた指導と言えます。「心の教育」とともに「生きる力」もまた、各教科指導、生活指導の中で自ら考え、自ら解決する能力を培ってきました。『研学練能』という箴言(しんげん)は、まさにその姿勢を示しています。世の中の変化に関わらず、理想の教育を目指し、貫くことが私学のあるべき姿であると考えます。
 卒業生たちは、「厳しい学校だった」と久我山を評します。しかし、その一方で「だからこそ良かった」とも言ってくれます。なぜならば、在学中に「コミュニケーションを取る力」「挨拶」「時間の厳守」といった社会人として必須となる基本をきちんと身に付けてきたことで、社会から一定の評価を得ることができるからです。「挨拶すること」「失敗をしたらきちんと謝罪をすること」「時間にルーズにならないこと」。当たり前のことが当たり前にできる、それが卒業生の自信にもなっているのです。
 また、その厳しさは学習指導にも生かされています。『研学練能』が目指すところは、単に受験を見据えたものではありません。教員と生徒の修練の場が授業であり、教員と生徒のやり取りは豊かな発想力と柔軟な思考力を生み出します。生涯を通して自らを研く姿勢を培うのが久我山での授業です。グローバルな人材が求められ、AIが急速な進歩をみせる時代にあって、さまざまな分野において自らのスキルを高める努力は、より良く生きるための不可欠な条件になってきているのです。
 さて、これらを支える男女別学というスタイルは、他の共学校には見られない本校の特徴の一つです。男女の違いを認識し、その特性を伸ばす点にこのシステムの主眼があります。中学、高校での人間的・学問的成長をサポートするには、男女の特性、さらには一人一人の特性をしっかりと見据えておくことが大切です。ホームルームや授業における指導では、別学校としての利点を充分に生かせるよう日々研究を重ねています。ここに日々の学びの源泉があるのです。
 本校は、今後もより一層の発展を目指してさまざまな取り組みに挑戦していきます。しかし、「学園三箴」が指し示す教育の理念は、決して変わることはないのです。
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